「スキンケアを始めたけれど、乳液を塗った後のべたべた感がどうしても我慢できない」「Yahoo!知恵袋で調べても、結局塗るべきなのかやめるべきなのか分からない」といった悩みを抱えていませんか?せっかく清潔感を出すために努力しているのに、顔がテカってしまっては本末転倒だと感じてしまいますよね。その不快感、多くの男性を診察してきた皮膚科医として、非常によく理解できます。
結論から申し上げます。乳液のべたつきは製品のせいだけではありません。べたつきの正体は「塗りすぎ」と、肌内部の乾燥による「皮脂の過剰分泌」という二つの要因が重なった結果です。
この記事では、20年以上のキャリアを持つ皮膚科医の視点から、科学的な根拠に基づいた「絶対にべたつかない乳液術」を伝授します。この記事を読み終える頃には、乳液の不快感から完全に解放され、毎日のスキンケアが自信を生み出す「スマートな自己投資」に変わっているはずです。ぜひ最後まで読み進めて、理想の清潔感を手に入れてください。
[監修者情報]

藤本 直哉 医師
皮膚科専門医 / 都内美容皮膚科クリニック 院長
大学医学部卒業。国内の大学病院皮膚科での勤務を経て、現在は都内の美容皮膚科クリニックにて院長を務めています。一般皮膚科から最新の美容医療まで幅広く精通しており、特に男性特有の「脂性肌」や「インナードライ」の改善指導に定評があります。医学的根拠に基づきつつ、誰もが日常で実践しやすいアドバイスを常に追求しています。
実は逆効果?男性が陥る「べたつくから保湿しない」という負のスパイラル
乳液のべたつきを嫌うあまり、「自分は脂性肌だから乳液は不要だ」と判断して化粧水だけで済ませる男性が非常に多いですが、これは大きな間違いと言わざるを得ません。実は、その「べたべた」こそが肌からの切実なSOSサインである可能性が高いからです。
べたつきの真犯人は「インナードライ」
私たちの肌には、外部刺激から身を守る「バリア機能」が備わっています。しかし、毎日の髭剃りや洗顔時の摩擦、さらには紫外線といった刺激によって、このバリア機能は容易に破壊されてしまいます。城壁が壊れると、肌の内部にある大切な水分が外へどんどん逃げていってしまいます。これが、表面は油っぽく、内部は乾いている「インナードライ」の状態ですね。インナードライの背景や、乾燥を“閉じ込める”発想(セラミド保湿)の考え方は乾燥肌ならセラミド保湿が必須(インナードライ対策の基本)も参考になります。
なぜ乳液をやめるとさらにべたつくのか
肌は水分が足りなくなると、「これ以上乾燥させてはいけない」と判断し、水分蒸発を防ぐために大量の油(皮脂)を分泌し始めます。つまり、乳液でフタをしないことで乾燥が加速し、それを補うために皮脂が出る、という皮肉な悪循環に陥っているのです。知恵袋などで「洗顔してもすぐテカる」と悩んでいる方の多くは、この現象が原因であると考えられます。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
自分は脂性肌だと思い込んでいる男性の約8割は、実は「インナードライ」の状態です。 なぜなら、男性の肌は女性よりも水分量が少なく、蒸発しやすいという生物学的な特徴があるからです。表面のべたつきに惑わされず、内側に水分を閉じ込めるケアを行うことこそが、さらさらな清潔感を手に入れるための唯一の近道といえるでしょう。この知見が、あなたの成功の助けになれば幸いです。

結論:べたつかない乳液の塗り方は「パール1粒・5点置き・ハンドプレス」で決まる
不快なべたつきを解消し、一日中快適に過ごすためには、塗り方の基本をアップデートする必要があります。製品を買い替える前に、まず以下の3つのルールを徹底してみてください。これだけで使い心地は劇的に変わるはずです。

- 使用量の徹底:パール1粒大(直径約8mm)
多くの男性がやりがちなミスは、乳液を手にたっぷり出しすぎることです。男性の顔に対して、乳液はほんの少量で十分な機能を発揮します。まずは「足りないかな?」と思う程度の量から始めてください。 - 塗布の均一化:5点置きの習慣
手のひらで乳液を広げてから顔に擦り付けると、どうしても塗りムラが生じます。額・両頬・鼻・あごの5箇所に最初に乗せることで、顔全体に薄く均一な膜を作ることができます。 - 浸透の仕上げ:10秒間のハンドプレス
塗り終わった後、すぐに手を離してはいけません。手のひらの体温を利用して、顔全体を優しく包み込みましょう。これにより、乳液の成分が角質層まで浸透し、肌表面に残るべたつきを最小限に抑えることが可能になります。
【明日から実践】皮膚科医が教える「さらさら肌」を作る5ステップガイド
それでは、具体的にどのように塗れば良いのか、専門的な視点から手順を細分化して解説します。今夜のお風呂上がりから、このステップを試してみてくださいね。

ステップ1:土台作り(化粧水が馴染んだ直後に)
乳液を塗るタイミングは、化粧水が肌に浸透して、少ししっとり感が残っている状態がベストです。肌が完全に乾ききってからでは、乳液の油分が馴染みにくくなり、かえって表面のべたつきが強調されてしまいます。スキンケアの順番(洗顔→化粧水→乳液/ジェル)など、全体像をまとめて確認したい場合はメンズスキンケア初心者必読!今日から始める簡単スキンケア習慣も役立ちます。
ステップ2:適量採取(人差し指の先を目安に)
清潔な人差し指の先に、パール1粒大(約8mm)の乳液を取り出します。最近のメンズ向け乳液は伸びが良いため、まずは少量から始める勇気が重要です。不足していると感じた部位にだけ、後から足すようにしましょう。
ステップ3:精密配置(5点置きの実行)
指先の乳液を、両頬、あご、額、鼻の5箇所に分けて乗せていきます。この際、皮脂の多い鼻や額には少なめに、乾燥しやすい頬には多めに配置することで、部位ごとのバランスを整えることができます。
ステップ4:優しく伸展(UゾーンからTゾーンへ)
中指と薬指の腹を使い、面積の広い頬(Uゾーン)から外側に向かって優しく伸ばします。皮脂の出やすい額や鼻(Tゾーン)は、最後に指に残ったごく少量の乳液を馴染ませる程度で十分です。この順番を守ることで、Tゾーンのテカリを劇的に防ぐことが可能となります。
ステップ5:完全密着(ハンドプレスで封じ込める)
最後に、両手の手のひらで顔を覆い、10秒間じっと静止します。この「手当て」の工程が、乳液のべたつきを「しっとり」へと変える魔法の時間になります。このとき、絶対に肌をこすったり叩いたりしないよう注意してください。
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| 肌の部位 | 特徴 | 乳液の扱い方 |
|---|---|---|
| 頬・あご(Uゾーン) | 乾燥しやすくカサつきがち | しっかり丁寧に塗り広げる |
| 額・鼻(Tゾーン) | 皮脂が多くテカリやすい | 最後に薄くなじませる程度でOK |
| 目元・口元 | 皮膚が薄く最も乾燥する | 指先で優しくトントンと重ね付け |
それでもべたべたする時は?知恵袋の悩みに答える応用テクニック
正しい塗り方を試しても、どうしても不快感が残る場合の対処法をまとめました。これらは緊急避難的な処置として非常に有効です。

1. 究極のべたつき回避術「ティッシュオフ」
塗り終わって数分経ってもべたつきが気になる場合は、清潔なティッシュ1枚を顔に乗せ、上から両手で軽く押さえてください。肌に必要な潤い成分は残しつつ、表面の余分な油分だけを吸い取ってくれます。このひと手間で、日中のテカリが驚くほど軽減されます。
2. 乳液の種類を見直す際の基準
塗り方を変えても解決しない場合、お使いの製品自体が「油分過多」かもしれません。次に購入する際は、以下のキーワードがパッケージにあるものを選んでみてください。
- オイルフリー(油分を含まない)
- ジェルタイプ(水分が多くさらさらしている)
- ノンコメドジェニック(ニキビになりにくい設計)
3. 化粧水の量を見直してみる
前述の通り、乳液のなじみを良くするためには、土台となる化粧水が十分に浸透していることが条件です。「化粧水はケチらずたっぷり、乳液は控えめに」というバランスが、男性の肌を美しく保つ黄金比率と言えるでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q. べたべたするのが嫌で乳液を夜だけにするのはありですか?
A. 基本的には朝晩の使用をおすすめします。特に朝は、日中の空調や紫外線による乾燥から肌を守る必要があるからです。朝のべたつきが気になるなら、夜の半分の量で試すか、朝専用のさっぱりしたジェルタイプを検討してみてください。
Q. 乳液を塗るとニキビができる気がするのですが……。
A. 塗りすぎによる毛穴の詰まりか、あるいは乾燥による角質の硬化が原因かもしれません。まずは今回紹介した「少量での5点置き」を試してください。それでも悪化する場合は、使用感(ベタつきや重さ)も含めて“肌に合う処方”を選び直す必要があります。ニキビが気になる人向けの、ノンコメド表示やベタつきにくい質感(ジェル〜ライトミルク)を前提にした選び方はニキビにおすすめの乳液はコレ!効果的な使い方で大人の肌質を改善も参考にしてください。
Q. 高い乳液の方がべたつかないのでしょうか?
A. 値段の高さよりも「成分の構成」と「自分の肌質との相性」が重要です。高価な製品には油分の多いアンチエイジング成分が含まれていることもあり、若い男性には重すぎる場合もあります。まずはドラッグストアなどで買える、メンズ向けの「さらさらタイプ」から始めるのが賢明です。
まとめ:今日から、乳液を最高の相棒に変えよう
今回は、多くの男性が挫折しがちな「乳液のべたつき」について、その科学的な背景と具体的な解決策を解説してきました。最後に重要なポイントを振り返りましょう。
- べたつきの本当の原因は、肌の内側の乾燥(インナードライ)による皮脂の過剰分泌である。
- 塗り方のコツは「パール1粒大を、5点に置き、ハンドプレスで馴染ませる」ことに集約される。
- 皮脂の多いTゾーン(おでこ・鼻)は最後に薄く、乾燥する頬から塗り始めるのが鉄則。
正しい知識を持って向き合えば、乳液はあなたの肌を守り、清潔感を底上げしてくれる最強の味方になります。これまで不快だった時間が、自分を磨く心地よいルーティンへと変わっていくはずです。まずは今夜、鏡の前で自分の肌と対話しながら、パール1粒の乳液を丁寧に馴染ませてみてください。明日の朝、鏡に映る自分の顔が少しだけ違って見えるかもしれません。私たちは、自分らしく輝きたいと願うあなたの第一歩を、心から応援しています。
[参考文献リスト]
- 「顔の脂がすごい男性必見!べたつきの原因と改善法【医師解説】」 – プライベートスキンクリニック 専門コラム
- 「「乳液&クリーム」の正しい塗り方。肌のコンディションに合わせるのがカギ」 – ESSE-online インタビュー記事
- 「皮膚科医が教える本当に肌に良いスキンケア―日々の習慣を見直してみよう」 – ReNクリニック桂 診療案内資料
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「乾燥肌・脂性肌のメカニズム」

